「夜ジャポ君のゆるゆる浪曲案内…
「夜ジャポ君のゆるゆる浪曲案内!②」
みんな!元気?夜ジャポ君だよ!
オイラの親分が浪曲でクラブイベントを企画していて、みんなに浪曲を分かりやすく説明するため召喚された小学四年生だよ!
前回は浪曲の音楽的要素「節」について触れたけど、今日は「啖呵」について書いていくよ!
節と啖呵の浪曲の「啖呵(たんか)」は浪曲師の「語る、演じる」部分のことなんだ!
複数の人物になって台詞をやりとりしたり、ナレーションとして物語を進めていく役割だよ。笑いもこの中に含まれるんだ!落語に似ているけど、浪曲の啖呵は、よりドラマティック!
怒っている人を演じている時はおチビリしそうなくらいの気迫だし、泣いているシーンは本当に泣いてるんじゃないかと思うくらい!
浪曲は題材が驚くほど幅広くて、クレイジーなほど色んな話があるから楽しみ方はお好み次第なんだけど、オイラの好みはなんと言っても切った張ったの侠客モノ!
例として相応しいか分からないけど、親分にお遣いを頼まれた子分が、その間の酒断ちに異議を申し立てるシーンをどうぞ。
「好きな酒の一杯も飲み、世の中を気楽に送りてえから、馬鹿ぁ承知でなった博打打ち。わしという人間はね、広い世の中で酒くらい好きなもなぁねえ。その酒を飲まねえと、一ッ時の我慢ができねえ。それ三月も飲まなかったら死んじまわぁ、あっしゃ。おまえさんだってそうじゃねえか。酒飲むってえと乱暴な奴を遣って陰で心配ぇするより、おこわを食べて汁粉を食ってあんころ食ってぜんざい食って、あべ川食って団子食って、にこにこ笑ってる天下泰平な奴ぁ、いくらでもうちにいるじゃねえか。そいつら遣ってくんねぇ」
爽快感が充満する、立板に水の気風のいい啖呵は浪曲でしか味わえない気持ちよさ!
ここまで「節」と「啖呵」について話してきたけど、次回はもうひとつ大事な「声」について話そうと思ってるよ!
お楽しみに!

みんな!元気?夜ジャポ君だよ!
オイラの親分が浪曲でクラブイベントを企画していて、みんなに浪曲を分かりやすく説明するため召喚された小学四年生だよ!
前回は浪曲の音楽的要素「節」について触れたけど、今日は「啖呵」について書いていくよ!
節と啖呵の浪曲の「啖呵(たんか)」は浪曲師の「語る、演じる」部分のことなんだ!
複数の人物になって台詞をやりとりしたり、ナレーションとして物語を進めていく役割だよ。笑いもこの中に含まれるんだ!落語に似ているけど、浪曲の啖呵は、よりドラマティック!
怒っている人を演じている時はおチビリしそうなくらいの気迫だし、泣いているシーンは本当に泣いてるんじゃないかと思うくらい!
浪曲は題材が驚くほど幅広くて、クレイジーなほど色んな話があるから楽しみ方はお好み次第なんだけど、オイラの好みはなんと言っても切った張ったの侠客モノ!
例として相応しいか分からないけど、親分にお遣いを頼まれた子分が、その間の酒断ちに異議を申し立てるシーンをどうぞ。
「好きな酒の一杯も飲み、世の中を気楽に送りてえから、馬鹿ぁ承知でなった博打打ち。わしという人間はね、広い世の中で酒くらい好きなもなぁねえ。その酒を飲まねえと、一ッ時の我慢ができねえ。それ三月も飲まなかったら死んじまわぁ、あっしゃ。おまえさんだってそうじゃねえか。酒飲むってえと乱暴な奴を遣って陰で心配ぇするより、おこわを食べて汁粉を食ってあんころ食ってぜんざい食って、あべ川食って団子食って、にこにこ笑ってる天下泰平な奴ぁ、いくらでもうちにいるじゃねえか。そいつら遣ってくんねぇ」
爽快感が充満する、立板に水の気風のいい啖呵は浪曲でしか味わえない気持ちよさ!
ここまで「節」と「啖呵」について話してきたけど、次回はもうひとつ大事な「声」について話そうと思ってるよ!
お楽しみに!
